｢無印良品 銀座｣がリニューアルオープン。MUJI Coffeeの関東初上陸や1000円の“ご褒美“レトルトカレーも手に入る

食にフォーカスした無印良品が誕生する。

9月29日（金）よりリニューアルオープンする、世界旗艦店｢無印良品 銀座｣。

オリジナルのブレンドが楽しめる関東初上陸の焙煎所や、店舗限定のサービスなど、ここでしか体験できないことも盛りだくさんだ。

イタリアンな無印良品が誕生

｢銀座の町は『味の都』という側面もありまして、私たちも銀座の食の文化の一端を担いたいと、食を強化していくことを決めました｣

と語るのは、無印良品銀座店総店長の成川卓也氏。

リニューアルでは、従来の旗艦店としての役目はもちろん、既存のMuji BakeryやMuji Diner、食料品コーナーなどの、食にまつわるエリアの拡充が行われた。

特にイタリアにフォーカスした店舗設計が特徴的で、｢日本と同じく南北で食文化が異なり、地産地消も盛ん｣な点に注目したという。

1階の食料品コーナーでは、今月発売されたばかりのパスタやパスタソースと合わせて、イタリアならではの食材も充実させたコーナーを設ける。

パスタとパスタソースは、既存商品も小麦粉や具材から見直すなど、シリーズ全体でテコ入れをしたという。担当者も、｢人気のカレーの次はパスタ｣と、意気込みを見せていた。

商品数が増えたことで何を買えばいいのか迷いそうではあるが、パッケージにはそれぞれに合うおすすめのパスタやパスタソースが記載されており、安心して購入できるのが嬉しい。

さっそく複数を試してみたいという人なら、銀座店で1日100セット限定販売する、オリジナル福袋｢パスタ&パスタソースセット｣もおすすめだ。袋となるジュートバッグには、ヴィジュアルイメージに使われている気球が刺繍してある。

人気のカレーも、店舗限定商品が登場した。

｢牛ほほ肉のデミグラスソースカレー｣は税込1000円と、レトルトカレーにしては強気の価格設定で販売し、自分へのご褒美や特別な日に食べてほしいと、成川店長もおすすめする。

さらに、地下1階のMUJI Dinerでは、ワインソムリエによって厳選されたワインコーナーが新設された。

その場で楽しめるイタリアンも充実している。1階のMUJI Bakeryではフォカッチャサンド、MUJI DinerではGAP取得の国産野菜や持続可能な畜産・水産物を使った、本場の伝統的なイタリア料理を提供する。

銀座店オリジナルの自家焙煎豆も

1階のMUJI Coffeeは、9月8日にオープンしたグランフロント大阪店に次いで、関東初上陸となる。

自家焙煎のコーヒーのラインナップは全部で12種類。タイミングが合えば詳しいコーヒープロフェッショナルと呼ばれる専門家に相談も可能だ。

銀座店オリジナルの｢銀座ブレンド｣は｢甘い香りとコクが特長｣の浅煎りコーヒー。購入の前に、MUJI Diner、MUJI Bakery、6階のCoffee＆Salonでも飲むことができる。

こちらもオリジナル福袋を販売する。｢コーヒー豆セット｣は、1日100セット限定販売で、税込1500円。浅煎り・中煎り・深煎りを飲み比べできるものとなっている。

店舗ならではのサービス体験も盛りだくさん

銀座店限定のサービスも見逃せない。

人気のハードキャリーケースは、ハンドル交換サービスを実施している。

銀座店で購入した商品限定ではあるが、｢藍色｣｢朱色｣｢銀色｣の3色を、税込2500円で交換できる。高まるインバウンド需要は、銀座店にも波及している。

MUJI HOTELを併設し、外国人観光客の利用も多いこの店舗では、ハードキャリーケースは売上1位の大人気商品。担当者によれば、銀座店における総売上の8％を占めるという。

なお、銀座店では、限定色のレッドとクリアも販売中だ。

ちなみにクリアは、とあるマニアックな使い方も。推し活で背面にうちわなどを入れて楽しむというものだ。ユーザーによって考案され、じわじわと話題を呼んでいるという。

スキンケアのコーナーでは、肌診断サービスを無料で体験できる。

専門のスタッフが、機械を使って行うもので、所要時間は15分程度。店舗に直接出向き、希望の時間を予約するという仕組みだ。

Life Insiderでは、実際の体験レポートを後日公開する予定だ。

他にも、無印良品の家具以外に、北欧などのヴィンテージ家具を購入することもできる。

2019年のオープンからコロナ禍を経て、7月にはオープン時の水準を超えるほどに売り上げが回復しているという銀座店。成川店長も語る｢銀座ならではの特別感｣が、見慣れた店舗でもどこか違う、贅沢な時間を与えてくれそうだ。

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